党本部青年局・青年部「全国研修会IN沖縄」

自民党本部青年局(小泉進次郎青年局長)は、本年4月の有志研修会に続いて2回目
の研修を沖縄県内で実施しました。今年は、沖縄の本土復帰40周年を迎え、沖縄が
抱える諸問題について認識を深めると同時に、青年党員相互の交流と連携を強化する
ため全国から青年有志ら70名が参加。本県より西川ひさし青年局幹事長と藤原宏樹
青年部長が県連を代表して参加しました。

現地到着後、視察に先立ち、初日は南部戦跡の慰霊訪問(県営平和祈念公園、ひめゆ
りの塔)と大学教授による沖縄史の講義を受け、2日目の早朝より米軍基地(普天間
基地、嘉手納基地、キャンプシュワーブ)ならびに那覇基地を視察しました。その前
後に行われた勉強会では、基地問題や尖閣領有権問題について、地元の首長らによる
講義など多岐にわたり説明をいただきました。特筆すべきは、日米安全保証体制の
下、防衛戦略における自衛隊・在日米軍の果たす役割やその意義について直視し、改
めて沖縄の防衛・外交政策の現状について関心と理解を深めることができました。

 

 

3日目、自衛隊那覇基地の視察中、領空侵犯によるスクランブル指令があり緊迫した
場面に遭遇しました。目前で2機の自衛隊機F15が緊急発進。昨年度、那覇空港を
管轄する南西航空混成団だけでも年間166回のスクランブル措置が実施され、年々
増加の傾向にあります。指令から5分以内に発進できる24時間態勢を敷き、わが国
の領海侵犯を抑止するための対処措置に備え、常に万全を期す自衛隊の任務に敬意を
払わなければなりません。この国を守るため自衛隊員が命を懸けて任務を果たしてい
る現状、平和はタダではないということを身に染みて実感し、私たちはこの事実を
しっかり伝えていかなければならない責任があります。

 

今回の間髪を容れない日程で行われた研修は、3日間共に充実した有意義な会となり
ました。まさに沖縄の現状認識を共有し見聞を広める絶好の機会となり、引き続き、
国家の安全保障と防衛体制の一層の強化を図り、同時に安全性と信頼の向上のために
情報を正確に伝えていくことを確信しました

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